Sony FX3はシネマラインで最小のカメラ
Sony FX3の特徴を紹介
このSony FX3は「シネマライン」というシリーズに属しており、その中でも最小の部類です
35㎜フルサイズセンサーを搭載しており、総画素数は1290万画素(動画有効画素数1026万、静止画有効画素数1210万)
動画撮影では最高設定で4:2:2 10bitの4k120fpsという性能をもっています
実はこれSony αシリーズのα7s3と同じスペックなんです
それもそのはずでFX3はα7s3と共通のセンサー、記録フォーマットを採用しており、ほぼα7s3といっても過言ではありません
ではどこがα7s3と違うのかというと、ファインダーが除かれてることと冷却ファンとラジエーターを搭載していること(厳密にはほかにもありますが)
つまりこのFX3というカメラは(もとから動画に強かった)α7s3をより動画撮影向けにチューニングしたモデルだと認識しています
購入に踏み切った理由
スマホでYouTube用の動画を撮影していたのですが、どうしても画質が我慢ならなくなり新しい動画撮影用のカメラを探すことに
はじめはGoProやハンディカムを探していたのですが、調べていくうちに要求スペックが上がっていき(どうせ買うなら満足したいという欲求もあり)最終的SonyシネマラインのFX30とFX3に絞られます
このFX30の詳しい説明は省きますが、FX3より一回り小さいAPS-Cサイズのセンサーを搭載したモデルです
私の用途では「部屋の中でプラモデルなどを撮影」するため広角での撮影が得意で、かつ被写体深度を浅くしやすい(背景がぼけてくれたほうが余計な情報が減って見やすくなる)35㎜フルサイズセンサーを搭載したFX3のほうが有利です
ただしネックなのはその価格、FX30が約27万円なのに対して(これでも十分高額ですが)FX3は55万円
さらにこれはカメラ本体だけの価格であり、撮影をするためにはほかにレンズも購入する必要があります
いくら自分の用途的にFX3のほうが有利でも、さすがに2倍近い価格差があると躊躇してしまい「FX30も十分すぎる性能だしスマホカメラからのステップアップなのだからこちらにしておこう」と自分に言い聞かせるようになりました
いや、妥協して27万のカメラを買うっておかしくないか⁉
今になって振り返ってみると、当時は完全に金銭感覚がバグっていましたね……
しかし考えれば考えるほど価格差以外にFX3を選ばない理由が見つからず(繰り返しになりますがFX30の性能が低いという訳ではなく、あくまでも自分の使用用途にはあっていなかっただけ)私が目指している、尊敬してるユーチューバーさんもこのカメラを使用していること、プロの現場で使われることから、これが最善の選択だという確信が強まることに
加えて「遊びは全力でやるべき」とも考えていて、プラモデルの制作から撮影、編集まで本気でやると誓ったことを思い出し覚悟を決めることになります
「その金額を使えない人は、その金額をそもそもそ稼ぐことができない」
Life in the FAST LANE
富を失った者は、いつかより豊かな富に出会う。
それは古いまじないの類である。
ダークソウル3
買う理由が値段ならやめておく。迷う理由が値段なら買えばいい。
不明
FX3を使ってみた感想
総額およそ110万円を投入して手に入れたFX3、それを2ヶ月ほど使ってみましたがもう最高です
ほかの一眼と違うグレーの外装や無骨なデザインもいかにも業務用といった雰囲気で気に入っていますし、性能については他のカメラを持っていないので比べられないのですがスマホカメラとは雲泥の差です
高額な機材であるにも関わらず、意外とネット上で使い方や設定の解説があったおかげで、初心者ながらなんとか使えています(マイナーなメーカーにしなくてほんとに良かった)
ちょっと誤算だったのは映像の質が高すぎて普通の再生ソフトや編集ソフトでは読み込めなかったことで、製品版のDaVinci Resolveを購入することで解決しましたが、想定外の出費でした
そしてこのカメラはコレクションとしてではなく、あくまでも道具として購入しているのでこれからガシガシ使いながら、撮影技術、編集技術、そしてもちろんモデラーとしての技術も磨きながら宝の持ち腐れにならないように精進していきたいです
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