スーパーカーなどで、ドアが上に跳ね上がると「あっ、ガルウィングだ!」と言ってしまいそうですが、本当の意味でのガルウィングドアは実はかなり少ないようです。
そこで今回はいろいろな開き方とそれらの名称をまとめてみました。
この開き方だけが「ガルウィングドア」
このようにルーフにヒンジが付いていて、地面に対して垂直に開閉する構造のドアをガルウィングドアといいます。
「ガルウィング」とは「カモメの翼」という意味を持っており、採用された車で特に有名なのが
DMC-12という車両で、デロリアンの愛称で知られています。
映画バックトゥザフューチャーの車といえば大半の人には通じそうですね↓
実はガルウィングではないドア
ここからは一見ガルウィングドアの様に見えて、実は違う名前をもつドアを紹介します。
シザードア(シザーズドア)
ドアの前部にあるヒンジを軸に上に開くのがシザードアです。
ハサミのような動きで開閉する為このような名前が付けられました。
後付けのシザードアキットなども販売されており、実際に見たことのある人も多いのではないででしょうか?
シザードアが有名なのはランボルギーニですが、採用した国産車も一応は存在します(コンセプトカーのみで、市販化の際に横開きのドアに変更されました)それが光岡自動車の「オロチ」です。
バタフライドア
バタフライドアとは、外斜め前方に持ち上がり内面が下向きに開くのが特徴のドアです。
ドアを開けた姿が蝶のように見えることから「バタフライドア」と呼ばれています。
「BMW i8」「マクラーレン」「ラ・フェラーリ」などが採用しており、国産車では「トヨタ・セラ」が採用しています。
ファルコンウィングドア
「テスラ・モデルX」で採用されているドアで、見た目はガルウィングドアにそっくりですが
ファルコンウィングドアと呼ばれています。
ガルウィングドアとの違いはドアの上の面と、横の面が別々に動くことです。これにより狭いスペースでも楽に乗り降りができます。
おわりに
ガルウィングのようなドアをまとめてみましたが、いかがでしたか?
この他にも様々な開き方のドアがありますが、ガルウィングドアには似ても似つかないので今回は割愛させていただきました。
車にあまり興味がない人にとって「上に開くドア」=「ガルウィングドア」という認識があるようですが、本当の意味でのガルウィングドアは以外と少ないようですね。
本日は最後までお読みいただきありがとうございました。
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